「ドリルを買うお客様はドリルが欲しかったのではなく、穴が欲しかったのだ。」とは、
かの有名なコトラー先生の言葉です。
「お客様が商品を購入するのは、商品自体ではなく、商品によって得られる便益を求めて買っている」ことを言い表したものです。
一つの商品にも何通りかの特徴や便益があるのですから、それらのうちどれをアピールするかによって、
お客様に対する商品価値が異なってきます。このため、売上も変わってくるのです。
例えばバナナを「果物」として販売することもできますし、
「朝食に最適なエネルギー源」として販売することもできます。
このように、ユーザーにアピールする商品の特徴や便益を端的にまとめた概念を「商品コンセプト」と言います。
異なる商品コンセプトで販売した場合では、消費者や消費する場面が異なるため、商品の売上も異なってきます。
つまり、商品の売り上げは「商品コンセプト」によって変わって来ます。
ですから、新商品の売上を最大化したり商品販売のテコ入れをしたいときに、
どのような「商品コンセプト」が最もユーザーに支持されるかを調べるのは有効な手段となります。
(商品コンセプトの他に、商品パッケージデザイン案の比較調査もできます。)
商品コンセプト調査など、どうやれば良いのか分からない。そんな方でも安心です。 ルウムでは市場調査の経験豊富なプロが、あなたのニーズをお伺いし、質問票の作成と集計を代行します。 ご相談いただくだけで、本格的な商品コンセプト調査が手軽にできます。
*外部モニターによる回答の場合は、これにモニター利用料が加算されます。
基本調査には、弊社からのヒアリング、調査設計・提案作業、質問票の作成作業、データ収集作業、生データおよび集計表の納品が含まれます。
オプションのサマリーレポートを注文いただければ、コンセプト調査の測定結果を集計し、グラフ表示の報告書を納品します。
サマリー例:
以下の例では、年代別の購入意欲をまとめています。このように、集計結果を分かりやすくグラフに表示します。
オプションの分析レポートでは、コンセプト受容度を上げるために実施すべき優先事項が明確になります。
・顧客セグメントごとにコンセプト評価を比較するので、ターゲット顧客を絞りやすくなります。また、コンセプトの改善点が示唆されます。
分析レポート例:
コンセプトの受容度を、顧客セグメントごとに比較します。
セグメントは年齢性別の他に、ヘビーユーザーとライトユーザー別、
現在使用中の製品別など、テストする製品に応じて柔軟に設定することができます。
台所用洗剤コンセプトの顧客タイプ別分析では、手荒れに対する懸念の高いグループは年齢にかかわらず存在し、
そのグループでの購買意欲が比較的高いことが裏付けられました。
(データは架空のものを示しています。)
また、手荒れを防ぐ理由として「ハンドクリーム成分配合」については高い支持を得ましたが、
「防腐剤無添加」についてはアピールが弱いことがうかがわれました。改善の余地がありそうです。
(データは架空のものを示しています。)