ホームページでお店に集客するためには、ただホームページを作れば良いというだけでなく、集客のための仕掛けや工夫を組み込むことが大切です。そこで重要となるのがマーケティング視点をもって、ホームページにお店の強みや経験を活かすことなのです。
ルウムはマーケティングの経験と理論・考え方をホームページに活用することで、お店の集客機会を引き出すことにこだわりを持っています。
店舗運営における売上に直結するビジネスプロセスを大別すると「製品・サービスの準備」「お店への集客」「商品の販売・サービスの実施(アフターフォロー含む)」に分けられます。その中でホームページの主な役割は『お店への集客』となります(場合によっては、販売やアフターフォローの役割も果たしますが、現場でサービス提供を行うお店運営では「お店への集客」が主な役割となります)。
そして「お店への集客」のマーケティングプロセスを並べると、@「認知促進(お店や、商品・サービスの存在を知ってもらう)」、A「興味促進(お店が提供する商品やサービスの内容や良さに興味をもってもらう)」、B「来店促進(仕掛けや工夫でお店に来てもらう)」、そして「購買(実際に商品を購入してもらう)」「体験(商品を使ってもらう・サービスを体験してもらう)」という過程をはさみ、C「再来店促進(商品購入やサービス体験のため再来店してもらう→Bへ)」、D「新発見促進(買ったことのない商品や体験したことのないサービスを知って興味を持つ→Aへ)」、E「伝達促進(経験した良い商品やサービスを人に伝える→伝わった人はAへ)」、という6つになります。
集客マーケティングの考え方や手法をお店のホームページに取り入れて集客の仕組みを作ることでこれら6つの促進が大幅に強化され、店舗へお客様に来ていただく機会が増えます。そうすることによって、より多くのお客様にお店が力を入れて準備した「製品・サービス」を実際に体験してもらうことができ、お客様に満足していただく機会が増えることはもちろん、お店も喜びとやり甲斐を感じる機会も増えることになります。集客マーケティングをホームページに組み込むことがお店とお客様の幸せにつながるからこそ、特にルウムは集客マーケティングにこだわっています。
集客マーケティングで必ずおさえなければならないのが顧客インサイトです。顧客インサイトとはお客様が商品やサービスに興味を持ったり、購入や利用を決定する要素のことで、簡単にいうとお客様の心のスイッチのことです。
まずはその心のスイッチを見つけること、そしてスイッチを押す仕掛けを追求すること。ルウムでは、顧客インサイトをおさえるところからホームページでの集客の仕組み作りを行います。
<事例>
これはリピーターの多い人気商品のクッキー。ただ商品の写真を載せているだけでは勿体ないですよね。
お客様にクッキー購入のキッカケを聞いてみると、お店の外にまでクッキーを焼いている美味しそうな匂いがただよっていて衝動的に買ったとのことでした。しかも同じキッカケお客様が多数いらっしゃいました。そこでお客様の心をくすぐるべく、クッキー作りの段階から魅力的表現し、ホームページでも美味しい香りの雰囲気を感じるようにしてみました。
美味しさの秘訣の一つ。クリーミーな口当たりと芳醇な香りが特徴のフランス産の発酵バターを使用。空気を含ませて白いクリーム状になるまで手早く泡立てるのがポイントです! | |
クッキーを焼いている匂いにつられてお店に入ってくるお客様もいらっしゃいます! | |
もちろん味は折り紙付き。表面はサクサク、中はシットリの食感も大人気の秘密! |
どうですか?クッキー好きにはたまりませんよね?
せっかくのお店の強みとこだわりです。お客様のインサイトとマッチさせて集客につなげましょう。
マーケティングの理論には数々の考え方や事例から法則を導き出したものをはじめ、成功事例を体系化させたものが多くあります。理論をおさえることは、成功の糸口を探すヒントとなり、かつ失敗するリスクの低減につながります。ルウムのホームページ制作では集客に有効なマーケティング理論を積極的に活用しています。
上記のこだわり例でクッキーの事例を紹介しましたが、実はクッキーに注目した理由があるのです。
パレートの法則で導きだされた優良顧客が購入する重要な商品だからです。パレートの法則とは、「上位2割のお客様がお店の売上の8割を占める」という、あの有名な理論です。
調査分析を行ったところ、リピート来店される上位のお客様ほどクッキーを定期的に購入されているということがわかりました。そこで、クッキーはお店のファンになっていただくために効果的な重点商品と位置づけたのです。
選択と集中という考え方を重視するマーケティングでは、このパレートの法則は有効な理論のひとつです。ぜひ活用して集客につなげたいですね。
お店には売上高・客数・単品やサービスの販売数・発注数・販促費用をはじめ、たくさんの情報が蓄積されているはずです。その情報に日付・時間・曜日・天候や関連テレビ番組の放映時期などの環境情報をかけ合わせると個店だけの情報でも相当な量になります。これらの情報はまさに宝の山で、データ化して活用することで集客の可能性を大きく広げます。またお店の外にある世の中のセカンダリー・データ(二次情報)という業界のデータにも集客のヒントはたくさんあり、お店のデータとマッチングさせて更に有効な集客のための分析を行うことができます。
ルウムは得意とするマーケティングデータ分析を駆使し、有効な二次情報も活用して集客できるホームページを制作しています。
ホームページ訪問者を増やすために、検索エンジンからの訪問者数を増やすことは非常に有効ですが、そこで大切なのはキーワードを見極めてホームページに上手に反映することです。プロのホームページ制作では必ずキーワードを設定しますが、一般には店名をキーワードとしたり、お店側にキーワードを指定してもらいます。
たしかにお店側の視点でキーワードを設定することも大切ですが、それだけでは根拠が強くありません。ルウムでは実際に検索エンジンで検索されたキーワードの回数からキーワードを見極めます。
例えば歯科医院の場合、キーワードは店名や治療方法以外にも有効なキーワードが見つかります。
歯医者や歯科医院というワードと一緒に、「口コミ」や「評判」というキーワードが相当の回数検索されています。また「日曜診療」などのキーワードも検索されているようです。これらのキーワードで検索された場合にも、検索リストにホームページが表示されると訪問者獲得に大変効果的なのは明白です。しかも歯科医側の視点では気づきにくいキーワードなので他の歯科医院のホームページは表示されにくく、ますます有効なキーワードだと言えるでしょう。
そして消費者インサイトを探るアンケートを分析ことも効果的です。そうすることでお店だけの視点では気付けなかったお客様の気持ちを確認できます。それをホームページに反映することで、ホームページの閲覧者が実際に来院する可能性が広がります。
次も歯科医院の例で見てみましょう。ホワイトニングなどの審美治療を受診するにあたって患者さんが不安に思っていることをご存知でしょうか。
費用目安の記載、自院の審美治療プランやこだわり、審美治療に関する知識・説明、治療経験者談、治療時間の目安、治療効果の紹介をぜひホームページに掲載してみましょう。患者さんの不安が少しでも解消され、自院へ受診に来ていただけるかもしれません。